【銘柄フラッシュ】石川製作所などの防衛・防災関連株が連日急伸し新規上場のLIXILビバは後場公開価格を回復

銘柄

 12日は、引き続き米国と北朝鮮との緊張関係が手控え要因になり、全体相場は続落模様となる中で、防衛産業関連株が活況高。機雷・爆雷などの石川製作所<6208>(東1)は14時前から一段高となり、大引けはストップ高の26.2%高で東証1部の値上がり率1位。銃火器などの豊和工業<6203>(東1)も後場一段高のストップ高は19.0%高となり東証1部の値上がり率2位。兵器関連部品や機材も扱う極東貿易<8093>(東1)も後場一段高の18.0%高となり東証1部の値上がり率3位。

 12日新規上場のLIXILビバ<3564>(東1・売買単位100株)は9時9分に公開価格を103円(5%)下回る1947円で初値がつき、高値は後場の2075円、終値は2055円となり公開価格を回復した。

 日本無線<6751>(東1)は防災関連とされて9.4%高、同じく帝国繊維<3302>(東1)は10.1%高。一方、イズミ<8273>(東1)は2月決算が好調で自己株式の消却も好感されて11.1%高の急伸。

 北日本紡績<3409>(東2)は筆頭株主が石川製作所ということで思惑が膨れたようで23.3%高。アゼアス<3161>(東2)は化学兵器用防護服が言われて16.7%高。伊勢化学工業<4107>(東2)は「核」の被害を想定する向きまで現れたと注目されて2.0%高だが出直りを拡大。一方、スリーエフ<7544>(東2)は13時にローソン<2651>(東1)との事業統合契約などを発表してから急伸を開始しストップ高の25.7%高。 

 トレンダーズ<6069>(東マ)は著名ネット投資家とされる片山晃氏の大量保有が話題視され17.5%高の急伸。ALBERT(アルベルト)<3906>(東マ)はAI(人工知能)・ディープラーニングによるロゴマークなどの検索システム発表が言われて6.5%高の急反発。

 細谷火工<4274>(JQS)は照明弾や発炎筒の大手とされて5日連続ストップ高の27.9%高。防毒マスクなどの興研<7963>(JQS)は20.7%高、重松製作所<7980>(JQS)はストップ高の18.3%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る