ラクトジャパンの17年11月期第1四半期は純利益5.4倍、各利益上期計画を上回る

■アジア事業でのチーズ製造部門でも受注が増加

 ラクトジャパン<3139>(東2)は12日、17年11月期第1四半期連結業績を発表した。

 同社グループは、主力の乳原料・チーズ部門を中心に着実な営業を展開し販売数量を伸ばすとともに、アジア事業でのチーズ製造部門でも受注が増加し、生産量も拡大している。また、足元の国際乳製品価格は堅調に推移しているものの、第1四半期における乳原料・チーズ部門の販売単価は、価格が安い時期に契約した商品の販売が行われたことから前年同期比で18.1%低下し、売上高は217億77百万円(前年同期比2.4%減)となった。利益面では、販売数量の増加や売上原価の低い商品の販売等により営業利益は7億77百万円(同23.0%増)、経常利益は円安進行に伴う為替ヘッジ取引による為替差益の影響等もあり、12億72百万円(同4.8倍)となった。四半期純利益は、8億57百万円(同5.4倍)となった。各利益とも上期計画に対する進捗率は経常利益が213.4%、四半期純利益が217.5%とすでに上回っている。

 17年11月期の連結業績予想は、前回公表(1月12日)を据え置き、売上高は前期比1.2%減の876億60百万円と微減収だが、経常利益は同0.4%増の14億40百万円、純利益は同3.6%増の9億80百万円としている。

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