【業績でみる株価】プレステージ・インターナショナルは高値更新の展開、18年3月期も増収増益・増配予想

 ロードアシスト事業、プロパティアシスト事業、インシュアランスBPO事業などを展開しているプレステージ・インターナショナル<4290>(東1)は、18年3月期も増収増益・増配予想である。株価は好業績を評価して高値更新の展開だ。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益・増配予想

 5月12日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比7.9%増の294億77百万円、営業利益が同12.6%増の37億68百万円、経常利益が同11.0%増の41億24百万円、純利益が同4.5%増の27億89百万円だった。配当は16年10月1日付株式2分割を考慮して換算すると年間9円で、実質的に2円増配とした。

 ロードアシスト事業が同10.0%増収、プロパティアシスト事業が同16.3%増収、インシュアランスBPO事業が同7.8%増収、ワランティ事業が同16.3%増収と好調に推移した。利益面では富山BPOタウン竣工に伴う先行コストの一巡も寄与した。

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比11.9%増の330億円、営業利益が同14.1%増の43億円、経常利益が同6.7%増の44億円、純利益が同4.0%増の29億円としている。

 主力事業がいずれも好調に推移して増収増益予想である。配当予想は年間10円としている。16年10月1日付株式2分割を考慮して換算すると、実質的に同1円増配となる。連続増配予想だ。

■株価は好業績評価して高値更新の展開

 株価は高値更新の展開で、5月25日には1189円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る