ホロンは今期の業績回復を見直す動きが強まりストップ高

株式市場 銘柄

■総会招集通知・事業報告を機に受注拡大など再認識

 半導体検査装置などのホロン<7748>(JQS)は12日、10時過ぎから急伸してストップ高の752円(100円高)をつけ、後場はストップ高買い気配で始まった。12日付で定時株主総会の招集通知をホームページにアップし、2ページ目以降の事業報告の中で「顧客の都合で先延ばしされた案件の一部も受注することができた」などとしたことに改めて注目する様子がある。

 前期・2017年3月期の業績は、マスク設備の投資に遅れが生じたことなどにより、売上高は前期比36%減少して9.6億円となり、営業利益は同34%減少して1.3億円となった。しかし、今期・18年3月期の見通しは、売上高を25%の増加とし、営業利益も29%の増加、純利益も19%の増加を見込む。予想1株利益は38円92銭のため、株価は12日のストップ高水準でもPER19倍台前半になり、たとえばこのところ動意が活発なマルマエ(6264)のPER50倍前後と比較して出遅れ感の強さを見直す様子がある。(HC)

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