【銘柄フラッシュ】テクノ・セブンなど急伸しセーラー広告は記念配当など好感されストップ高

銘柄

 13日は、トーセ<4728>(東1)が4日連続ストップ高の23.5%高となり、引き続き「ドラゴンクエスト ライバルズ」の開発に参画し同ゲームの検証テストが9日から19日まで行われるとされて注目が衰えず、上場投信を除くと3日続けて東証1部の値上がり率1位。キムラタン<8107>(東1)は株価ひとケタのため1円高でも16.7%高となり同じく値上がり率2位だが東京・上野動物園のパンダ出産による効果を意識する様子も。

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)は日本マイクロソフトとの連携に加え、朝、ロイター通信の報道として、米国と欧州のセキュリティ会社が世界の重要インフラに被害をもたらす可能性があるマルウエア(悪意のあるソフトウエア)について注意を呼び掛けたと伝わり、特需への期待が出たようでストップ高の16.0%高。日本ライフライン<7575>(東1)は好決算を受けて5月初から騰勢を強めてきた結果、需給がタイト化仕手値幅妙味が強まってきたとの見方があり8.9%高と高値を連日更新。エムアップ<3661>(東1)は「乃木坂46」を起用したスマートフォン向けアプリを材料にした急伸相場が需給妙味を強めて第2幕入りとの見方があり11.6%高。

 正栄食品工業<8079>(東2)は12日発表の第2四半期決算が好調で通期見通しの増額修正が好感されて高値更新の8.4%高。エルナー<6972>(東2)は業績回復期待が強く一部投資家グループの間で「世に出そう」といった意識があるとかで動意を強め14.6%高。

 アンジェスMG<4563>(東マ)は血管の病気を治す遺伝子治療薬を10月にも申請との10日報道などが材料視されて2日連続ストップ高の19.9%高となり、すでに6月6日から急伸し始めて連日高値。シンプロメンテ<6086>(東マ)は連続最高益の見込みで第1四半期(3~5月)は予想以上に好調との見方があり19.5%高と高値を更新。

 テクノ・セブン<6852>(JQS)は今期増益基調を強める見通しで最近発生した高速道路での事故を受けて交通監視システムや道路系インフラシステムの開発実績などが注目されストップ高の27.6%高。セーラー広告<2156>(JQS)は記念配当の発表などが好感されてストップ高の25.7%高。京写<6837>(JQS)は前日比変わらずを加えると5日続伸となり6月7~9日開催の「電子機器トータルソリューション展2017」で注目されたとの見方があり6.0%高と高値を更新した。(HC)

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