【業績でみる株価】アークランドサービスホールディングスは好業績評価して上値試す、既存店堅調で17年12月期増収増益予想、さらに増額余地

 カツ丼専門店「かつや」を主力として、複数業態の飲食店を直営とFCでチェーン展開しているアークランドサービスホールディングス<3085>(東1)は、既存店売上が堅調に推移して17年12月期増収増益予想である。さらに増額余地がありそうだ。株価は6月の上場来高値圏から一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期増収増益予想、既存店堅調で増額余地

 17年12月期連結業績予想は、売上高が16年12月期比11.7%増の260億円、営業利益が同11.9%増の37億50百万円、経常利益が同10.0%増の38億円、純利益が同6.3%増の22億円としている。

 第1四半期(1月~3月)の連結業績は前年同期比12.0%増収、23.2%営業増益、26.3%増経常増益、39.1%最終増益だった。そして進捗率は、第2四半期累計(1月~6月)に対して売上高50.8%、営業利益59.9%、経常利益60.9%、純利益65.6%、通期会社予想に対して売上高23.9%、営業利益26.9%、経常利益27.2%、純利益29.8%と順調だった。

 月次売上高(かつや直営店の速報値)を見ると、17年6月は全店107.0%、既存店101.4%だった。既存店は3ヶ月連続前年比プラスである。通期ベースでも好業績が期待され、会社予想に増額余地がありそうだ。

■株価は好業績評価して上値試す

 株価(17年7月1日付で株式2分割)は6月8日の上場来高値2197.5円まで上伸した。その後、6月期末の配当および株主優待の権利落ちも影響して一旦反落したが、1800円台で下げ渋る動きだ。自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る