農業総合研究所はストップ高、JALとの提携や株式2分割など好感

株式市場 銘柄

■日本の農産物の世界拡大を目指し、まず8月から香港のスーパーに出荷

 農業総合研究所<3541>(東マ)は13日、買い気配のまま9時30分にかけてストップ高の6840円(1000円高)に達した。12日の取引終了後、日本航空(JAL)<9201>(東1)と日本の農産物の世界への輸出拡大を目指すことや株式分割、第3四半期決算(2016年9月~17年5月)を発表し、とりわけJALとの提携に期待が集まった。まず8月から香港のスーパー向けに出荷を開始する。

 同社が日本国内で構築した「農家の直売所」の運営モデルに基づき、グループの株式会社世界市場(せかいいちば)が新たな市場プラットフォーム「NIPPON ICHIBA)(ニッポンイチバ)」を構築。2017年2月から香港のデパートやスーパーマーケットでの販路確保などを推進してきた。

 また、8月末現在の株主を対象に、その保有株式1株を2株に分割する。第3四半期決算(2016年9月~17年5月、非連結)は増収減益だったが、8月通期の見通しは据え置き、純利益などが続けて最高益を更新する見通しだ。(HC)

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