【木村隆の相場展望】上げに達成未了感が強い、なお上値指向の展開へ

株式市場 東京証券取引所 株価

(2月16日~20日)

日経平均ミニ先物相場では昨年12月13日の1万8100円が高値。それに13日のCMEの日経平均先物は並んだ。その勢いを持って今週は更なる一段高を目指す動きが期待できる。

何よりも今回の高値奪回には何の達成感もない。達成感がないというのは、企業業や円安、買い海外市場などと比べ、割安感があることである。だから買い余地が生まれるし、相場は強いということになる。

2月6日現在の裁定買い残の動向は、前週比4967万株増の17億5900万株増となった。海外投資家が先物では2081万株の買い越しとなっており、ここらあたりが買いの中心勢力と見られる。

企業業績については織り込み済みとする声が強かったが、投資家は今期決算発表における来期の見通しに期待をかけている。だから、決して織り込み済みではない。業績増額に期待を持っているのだ。

2月12日の出来高は3兆1600億円強と昨年12月22日以来の売買高を記録。投資家は陸続と株式市場参入の動きを強めている。そうした中での上げ未了感、相場は強い。(株式評論家)

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