【新規上場(IPO)銘柄】クロスフォーは成長期待から高人気、中国で新規顧客獲得へ

株式市場 IPO 鐘

 クロスフォー<7810>(JQS)は7月20日に東京証券取引所JASDAQに上場した。同社は、設立以来、貴金属及びアクセサリーの企画・製造・販売を行っている。特にここ数年は、同社特許技術である「Dancing Stone」を利用した製品を中心として、一般消費者に対して魅力ある製品を提供している。

 「Dancing Stone」とは、2010年11月同社代表 土橋秀位が、人間のわずかな動きをダイヤモンドの細かな振動のエネルギーに変えて 「あなたの胸で動き(輝き)出したら止まらない」と言えるほど常に動き続ける宝石のセッティング方法で、国内では、テレビ、新聞等のメディアに取り上げられ、ジュエリー業界内外への認知度が向上したことにより、OEM販売先「Dancing Stone」を開拓。定期的な新デザインの市場投入等により、国内市場の開拓に取り組んでいる。また、国外では、子会社であるCrossfor H.K. Ltdが主体となって、香港で開催された宝飾品展示会への出展、米国、中国など世界各国で開催された展示会への参加を通じ、海外ジュエリーメーカーに対する営業を行う等、国外市場の開拓に取り組んでいる。

 2017年7月期第3四半期業績実績は、売上高32億1200万円、営業利益6億6900万円、経常利益6億7700万円、純利益4億3300万円に着地。

 2017年7月期業績予想は、売上高42億2300万円(前期比2.7%増)、営業利益7億2100万円(同27.3%減)、経常利益7億2200万円(同25.8%減)、純利益4億8400万円(同42.7%増)を見込む。年間配当予想は、期末一括15円を予定している。

 株価は、7月20日に公開価格730円を44%上回る1051円で初値をつけ、同25日高値1810円と買われている。17年7月期は、営業部の継続的な新卒採用、経営管理部の人員増強等を行った影響により人件費が増加、本社社屋移転費用の発生や中国市場開拓に伴う販売手数料が増加と先行費用の膨らみで営業減益となる見通しだが、第4四半期以降中国における新規顧客獲得がさらに進むと見られており、成長期待から高人気となっている。27日以降は7月期配当権利落ちに伴い、売りに押されることも想定されるため、ここから下値がどこになるか見極めるところだろう。(株式評論家・信濃川)

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