上がれば下がり下がれば上がるが株、儲けは日柄と幅と主役の見極めにあり=犬丸正寛の相場格言
- 2026/1/11 09:05
- コラム

【先人の教えを格言で解説!】
(犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に残した相場格言を定期的に紹介。)※最新の情報に修正を加えてあります
■上がれば下がり下がれば上がるが株、儲けは日柄と幅と主役の見極めにあり
上昇の後には調整があり、下落の先には反発がある。株で成果を分けるのは、時間、値幅、そして主役を見極める力である。
株式市場が存在し続ける限り、相場が永遠に上昇し続けることも、反対に下落し続けることもない。相場は常に循環しており、上がればいずれ下がり、下がれば再び上を目指す。この当たり前の動きを忘れ、「この流れは続くはずだ」と思い込んだ瞬間に、投資の落とし穴が生まれる。
相場の上昇や下落の大きさは、経済環境や景気の強弱、企業業績の内容によって決まる。どこまで動くのかという値幅、どれくらい続くのかという時間軸は、その時代背景によって大きく異なる。下落局面も同様であり、勢いの強さや期間には必ず理由がある。
とりわけ重要なのは、相場には常に「主役」が存在するという点である。上昇相場では市場全体を押し上げる中心銘柄が現れ、下落相場では不安や失望を象徴する銘柄が目立つ。これらの存在を見誤ると、相場の本質を捉えることはできない。
中心となる銘柄を早く見抜くことができれば、大きな利益につながるだけでなく、下落局面では損失を抑える判断にも結びつく。相場に親しみ、動きを肌で感じることは大切だが、同時に一歩距離を置き、冷静に全体を見渡す姿勢を失ってはならない。熱と冷静さ、その両立こそが相場と長く向き合うための要諦である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























