トピー工業は第1四半の大幅増益など好感し約10年ぶりの高値

株式市場 銘柄

■株価は業績の急回復というモメンタムを投影しやすいとの見方

 トピー工業<7231>(東1)は3日の後場、急伸し、14時にかけて12%高の3920円(420円高)まで上げて2007年以来の3900円台に進んだ。3日の13時30分に第1四半期決算(4~6月、連結)を発表し、営業利益が前年同期の4.1倍になるなど、全体に急回復したため好感買いが集まっている。

 第1四半期は、自動車・産業機械部品事業に供給する建設機械用足回り部品向けの鋼材需要が増加したことなどにより、売上高が前年同期比6.5%増加して524.9億円となり、営業利益は同4.1倍の20.9億円となった。3月通期の連結業績見通しは据え置き、売上高は前期比9.0%増の2270億円、営業利益は同4.5%増の75億円、純利益は前期の特別利益の反動があり同31.9%減の49億円、1株利益は208円67銭。株価水準はPER18倍台のため東証1部銘柄の平均並みになり、業績の急回復というモメンタムを投影しやすいとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る