【銘柄フラッシュ】Jホールディングスなど急伸し極洋は完全養殖クロマグロが好感され活況高

銘柄

 16日は、株価ひとケタの銘柄を除く東証1部の値上がり率1位がペッパーフードサービス<3053>(東1)の12.9%高となり、7月の月次既存店売上高がレストラン事業10.2%増加、いきなり!ステーキ事業27.1%増加(各前年同月比)となるなど好調だったことなどが好感された。

 同じく2位はenish<3667>(東1)の12.7%高となり、アイドルグループ「欅坂(けやきざか)46」初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』を、iOSおよびAndroid版に続いて「Yahoo!ゲーム」のPC用アプリケーション「Yahoo!ゲームプレイヤー」でも今秋配信と発表したことなどが言われて出直り拡大。

 同じく3位はトーセ<4728>(東1)の12.4%高となり、いぜん任天堂<7974>(東1)向けの業績寄与が注目される中で、6、7月に上げた後の微調整相場がこのところ2000円前後で下げ止まってきたとされて調整一巡感が広がったとの見方。

 極洋<1301>(東1)は「完全養殖クロマグロ11月出荷」の発表が好感されて3.0%高程度だが活況高となって2013年以来の高値。新日本理化<4406>(東1)は仕手色の強いイメージがあり動き出すだけで注目されて買いが集まる傾向があるとされるが、このところは第1四半期決算の大幅増益など業績拡大によって従来と異なる投資家層も参入との見方があり12.2%高。

 フクビ化学工業<7871>(東2)は炭素繊維複合材を活用した橋梁補修の技術開発が国交省の助成制度の採択を受けたと伝えられてストップ高の17.8%高。テクノスマート<6246>(東2)は好業績株を再評価する動きや欧州でのEV(電気自動車)促進政策を材料視する様子があり10.3%高となり高値を更新。

 サイバーステップ<3810>(東マ)はゲーム関連株の物色再燃に加え、7月に「継続前提に関する重要事象」を解消し業績変化妙味も注目された様子で出直りを強めて18.0%高。ディー・ディー・エス<3782>(東マ)も四半期決算で赤字が大幅に改善し業績回復の目立つ銘柄とされて出直りを強めストップ高の15.3%高。

 Jホールディングス<2721>(JQS)は14日発表の四半期決算で「継続前提に関する重要事象」を解消し2日連続ストップ高の19.7%高。スパンクリートコーポレーション<5277>(JQS)は決算発表がヤマを越えたため好業績だった銘柄を見直す循環買いが波及とされて急伸し19.0%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る