【株式市場】ロシアの対北朝鮮姿勢など伝わり日経平均は持ち直しTOPIXは反発

株式

◆日経平均の大引けは1万9357円97銭(27円84銭安)、TOPIXは1592.00ポイント(1.23ポイント高)、出来高概算は16億6553万株

チャート10 6日後場の東京株式市場は、安部首相がロシア国営テレビのインタビューに対し、「3日のプーチン大統領との電話会談で、北朝鮮の無分別な行動が深刻な脅威だと一致したと説明」(朝日デジタル)などと伝えられ、北朝鮮を巡る不安感が幾分後退。前場まで急伸してきた防衛産業関連株の石川製作所<6208>(東1)が売買交錯に転じた。日経平均はジリジリ回復し、前引けは安かったTOPIX、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は堅調転換し、東証2部指数も高い。

 後場は、澁澤倉庫<9304>(東1)などの倉庫株が宅配便大手の値上げに続いて運賃や保管料の値上げ機運が強まるとの見方などで軒並み堅調。日本郵政<6178>(東1)は日経225種平均への採用が好感されて小反発。シャープ<6753>(東2)は8Kテレビへの期待などが言われて反発。レノバ<9519>(東マ)は8月締めの第1四半期決算に対する期待が再燃とされて急反発。SEMITEC(セミテック)<6626>(JQS)は自動運転向けやIoT家電向けのセンサーが好調とされて急反発。 

 東証1部の出来高概算は16億6553万株(前引けは8億5179万株)、売買代金は2兆2100億円(同1兆443億円)。1部上場2024銘柄のうち、値上がり銘柄数は1166(前引けは793)銘柄、値下がり銘柄数は746(同1097)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、倉庫・運輸、サービス、水産・農林、鉄鋼、精密機器、機械、食料品、などとなった。

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