アルゴグラフィックスが11年ぶり高値、情報システム企業の子会社化など好感

株式市場 銘柄

■ソフト開発増強や顧客サポート強化などが進む見通し

 3次元設計システムなどのアルゴグラフィックス<7595>(東1)は20日、上値を追う相場になり、11時にかけては3550円(145円高)前後で推移して2006年以来の高値に進んでいる、19日付で、九州地区を地盤として各種情報システムの受託、設計、開発などを行う株式会社システムプラネット(福岡市)の株式取得(子会社化)を発表。期待が広がった。

 発表によると、「システムプラネット社をグループ会社に迎えることにより、ソフトウェアの開発能力の増強に加え、九州地区での当社顧客サポート強化、新規顧客開拓、更には当社主力のPLMビジネスの掘り起しに寄与するものと考える」とし、「システムプラネット社の平成29年3月期の財務状態は債務超過となっているが、当期純利益は黒字に転換している」とした。

 アルゴグラフィックスの連結業績は今期も連続最高益を更新する見込みで、会社側の2018年3月期の予想1株利益は201円37銭。株価はこの17倍前後。業績の拡大基調を考慮すれば割安感がともなうとの見方がある。(HC)

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