日産自動車は完成検査問題を受け通期の営業利益見通しを400億円減額

日産自動車 日産 NISSAN

■株価は13時の決算発表後に下押すが次第に回復

 日産自動車<7201>(東1)は8日の13時に第2四半期の連結決算(2017年4~9月累計)を発表。直後に1085.5円(25.5円安)まで下押したが、その後は1107.5円(3.5円安)まで次第に回復し、発表直前の水準を上回っている。

 17年4~9月の連結売上高は前年同期比6%増加して5兆6525億円となり、営業利益は同17%減の2818億円、純利益は同2%減の2765億円となった。

 完成検査問題に係る影響やコスト効率化の進捗を考慮し、3月通期の営業利益の見通しを400億円減の6450億円に減額修正した。ただ、営業外収益の改善及び実効税率の低下などが見込まれるため、当期純利益の見通しに変更はないとした。(HC)

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