パイプドビッツは中小病院向けの薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla(R)」をバージョンアップ

IR企業情報

■一般的なSPDと比較すると最大で9割超のコスト減

 パイプドビッツ<3831>(東1)は、中小病院向けの薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla(R)(ジョイプラ)」をバージョンアップし、2月26日に、払出伝票や棚卸処理など在庫管理に対応した新バージョン1.1.0の提供を開始しました。

 70.1%の病院が赤字経営に陥る中、病院運営に係る費用の25.5%を占める薬品費・材料費の削減が病院経営改善の鍵といわれています。

 パイプドビッツは、2012年に「JoyPla(R)」を提供開始し、地域医療を支える中小病院のコストダウンに貢献することを目的に、参画する中小病院をとりまとめスケールメリットを活かした交渉による納入価格の削減に取り組んでいます。2年半にわたり「JoyPla(R)」をご利用いただく中で、200床未満の中小病院においては、医療消耗材料などの調達を担う用度担当者が、表計算ソフト等で在庫管理をしていることが多く、院内各部署の在庫の可視化がされていないために部署間で融通がきかず、過剰発注や過剰返品、デッドストックが発生するなど、主に大病院向けの物品物流管理システム(Supply Processing and Distribution、以下「SPD」)を導入するには経済的な理由からハードルがあることがわかりました。

 そこでパイプドビッツは、これまで発注業務を担ってきた「JoyPla(R)」の機能を拡充し、中小病院が使いやすい在庫管理機能を標準実装することにより、発注業務及び在庫管理の一元化を低コストで実現します。

 新バージョン1.1.0では、払出伝票機能、発注確認表発行機能、発注調整機能、入出庫管理機能、棚卸処理機能、受注確認機能などを搭載します。これらの新機能により、用度担当者は、各部署から集まる払出伝票の発行から入力、卸への発注、棚卸まで払出伝票をベースにした在庫の一括管理が可能になります。

 中小病院に特化し、高度な分析機能などを省いたシンプルな機能構成で設計しているため、一般的なSPDと比較すると最大で9割超のコスト減となり、安価に在庫一元化を実現します。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る