京写、26年3月期国内事業が増収で営業損失縮小、販売価格適正化とコスト改善が奏功
- 2026/2/16 08:08
- 決算発表記事情報

(決算速報)
京写<6837>(東証スタンダード)は2月13日に26年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。減収減益だった。主力の自動車関連の需要が国内外で低迷したほか、国内における金属基板の量産立ち上げに係る費用の増加、インドネシアにおける設備増強に伴う稼働調整なども影響した。そして通期の減益予想を据え置いた。積極的な事業展開で27年3月期の収益回復基調を期待したい。株価は昨年来安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。
■26年3月期26年3月期3Q累計減益、通期減益予想据え置き
26年3月期第3四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比5.5%減の185億26百万円、営業利益が45.2%減の5億56百万円、経常利益が56.9%減の3億43百万円、親会社株主帰属四半期純利益が67.6%減の1億77百万円だった。
減収減益だった。主力の自動車関連の需要が国内外で低迷したほか、国内における金属基板の量産立ち上げに係る費用の増加、インドネシアにおける設備増強に伴う稼働調整なども影響した。
地域別のセグメント業績(売上高はセグメント間内部取引を含む)は、日本の売上高が前年同期比3.6%増の79億90百万円で営業利益が41百万円の損失(前年同期は1億38百万円の損失)、中国の売上高が11.7%減の95億59百万円で営業利益が31.1%減の6億20百万円、インドネシアの売上高が0.1%減の20億72百万円で営業利益が1億56百万円の損失(同2百万円)、メキシコの売上高が12.7%減の1億09百万円で営業利益が3百万円(同10百万円の損失)、ベトナムの売上高が10.9%減の29億20百万円で営業利益が65.9%減の82百万円だった。
日本は自動車関連が低調だったが、家電製品やアミューズメント分野の好調で増収となり、販売価格適正化やコスト改善などにより営業損失が縮小した。海外は自動車向け金属基板が増加したが、全体として受注が減少した。
製品別の売上高は片面板が前年同期比2.4%減の76億17百万円、両面板(多層板と銀スルーホール基板を含む)が11.8%減の72億29百万円、アルミ基板が19.0%増の12億74百万円、実装関連が2.2%減の19億80百万円、その他が17.6%減の4億25百万円だった。また用途別の売上高は、自動車関連が11.5%減の76億61百万円、家電製品が8.3%増の39億13百万円、事務機関連が13.1%減の23億16百万円、電子部品が12.1%減の10億80百万円、電気機器が13.2%減の5億27百万円、その他(映像機器、音響機器、アミューズメントなど)が27.5%増の10億49百万円、実装関連が2.2%減の19億80百万円だった。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が61億18百万円で営業利益が1億83百万円、第2四半期は売上高が62億33百万円で営業利益が1億55百万円、第3四半期は売上高が61億75百万円で営業利益が2億18百万円だった。
通期連結業績予想は前回予想(25年11月14日付で下方修正)を据え置いて、売上高が前期比8.5%減の240億円、営業利益が45.2%減の7億円、経常利益が53.6%減の4億60百万円、親会社株主帰属当期純利益が64.2%減の2億20百万円としている。配当予想(25年11月14日付で期末9円下方修正)は前期比6円減配の5円(期末一括)としている。予想配当性向は33.1%となる。
販売価格適正化やコスト改善に継続的に取り組むが、自動車関連の需要低迷が継続するほか、金属基板の量産立ち上げに伴う費用増加なども影響する見込みだ。第3四半期累計の進捗率は売上高が77%、営業利益が79%、経常利益が75%、親会社株主帰属当期純利益が80%である。積極的な事業展開で27年3月期の収益回復基調を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は昨年来安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。2月13日の終値は305円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS15円12銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS676円53銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















