三栄建築設計の『共働き世帯のための子育て支援住宅』が東京ガス賞を受賞

■「住まう家族」の暮らしやすさを突き詰めたプロジェクト

 メルディアグループの三栄建築設計<3228>(東1)は、東京ガス<9531>・大阪ガス<9532>・一般財団法人ベターリビングが主催する「住まいの環境・デザインアワード2018」において、神奈川県川崎市で手掛けた『共働き世代のための子育て支援住宅』が東京ガス賞を受賞したと発表した。

 近年、共働き世帯数は年々増加しており、共働きによる女性の社会進出の拡大とともに、家事と仕事の両立は、子育て世代の夫婦にとって大きな課題となっている。同社の住宅を購入する大半が30代の子育て世代であり、同社では、子育てがしやすく家事がスムーズに行え、負担が軽減される新しい住宅の需要が高いと考え、同社内の331人に自宅での日常生活に関するアンケートを実施するとともに、社内で働く子育て中の女性にも座談会を実施したうえで、プロジェクトを始動させた。

 アンケートによると、内訳の45%がリビングで洗濯物をたたんでいるという結果となり、子供の着替えもリビングで行うことが多く、家事導線をリビングに接して設けるとともに、子供用のクローゼットを設置することで、スムーズな家事の実施につながると考え、今回の企画・設計を行っている。

 同コンペティションは、「居住者が実際に生活している住宅」を対象に審査することが大きな特徴で、「暮らし」「環境」「デザイン」の三つの要素が調和された住宅に着目することで、良質な住宅が広く普及することを目的としている。11回目を迎えた今回は、189点の応募があり、一次・現地・二次審査を経て、グランプリをはじめとする計17点の受賞作品が選定された。

 同社の受賞は、社内アンケートや座談会などの実施を通して「住まう家族」の暮らしやすさを突き詰めたプロジェクトになったことが高い評価に繋がったとしている。

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リビングに隣接したキッズクローゼット

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