サカタのタネは昨日の下げを一気に奪回、通期業績見通し増額を見直す

株式市場 銘柄

■第2四半期の減益を見て下げたが対ユーロでの円安など再評価

 サカタのタネ<1377>(東1)は16日、急反発となって始まり、取引開始後に7%高の4010円(245円高)まで上昇。15日の4.8%安を奪回しV字型の切り返しとなっている。 昨15日の下げは、この前取引日に発表した第2四半期の連結決算(2017年6~11月)で営業利益が前年同期比22%減となったことなどが影響したようだが、同時に為替前提の変更などにより5月通期の業績見通しを全体に増額修正しており、16日はこちらを見直す動きが優勢になった。

 5月通期の連結業績見通しは、第2四半期までの進展具合と、対ユーロでの為替前提を1ユーロ120円から同130円に見直したことなどにより、営業利益をそれまでの67億円から74億円の見込みに増額し、純利益は同じく51億円を54億円に増額した。増額後の予想1株利益は119円99銭。15日に下げた結果、値動きが軽くなる都の見方も出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る