【業績でみる株価】ロードスターキャピタルは上場来高値更新、不動産投資運用が主力

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。17年12月期大幅増収増益予想である。物件売却によって変動しやすいが、18年12月期も収益拡大が期待される。株価は急伸して上場来高値を更新した。上値を試す展開が期待される。

■不動産投資運用が主力

 17年9月東証マザーズに新規上場した。不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。

 1月22日には、エクイティ投資型商品の提供に向けて、1月19日付で投資運用業および電子申込型電子募集取扱業務の登録を完了したと発表している。これまで不動産のプロに限られてきた不動産投資を、クラウドファンディングの手法を用いて、一般の個人投資家にも開放することが可能になる。

■17年12月期大幅増収増益予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期連結業績予想(12月12日に増額修正)は、売上高が16年12月期比88.6%増の87億86百万円、営業利益が80.6%増の13億54百万円、経常利益が69.0%増の11億88百万円、純利益が63.7%増の7億66百万円としている。

 コーポレートファンディング事業において販売用不動産の売却が順調に進展している。物件売却によって変動しやすいが、18年12月期も収益拡大が期待される。

■株価は上場来高値更新

 株価(17年12月15日付で株式2分割)は、1月24日に2380円まで急進した。17年10月2355円を突破して上場来高値更新の展開だ。1月25日の終値は2245円、前期推定連結PERは約26倍、時価総額は約234億円である。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る