Hmcomm、守山市で漏水検知AI実証完了、判定精度約92%

ビジネス 万年筆 メモ

■音響解析技術で熟練調査員並みの判定精度を確認

 Hmcomm<265A>(東証グロース)は3月18日、滋賀県守山市と連携して進めてきたAIによる水道管漏水検知の実証実験の完了を発表した。音響解析AI技術を活用し、水道管から発生する微細な漏水音を解析することで、従来は熟練調査員の経験や聴覚に依存していた調査の高度化と効率化を目指した取り組みである。成果は守山市で開催される最終報告会で共有される。

 同実証では、過去の漏水履歴や管路情報を用いたリスク分析と音響データ解析を組み合わせ、漏水候補地点の抽出を実施した。広域データによる調査エリアの絞り込みと音響AIによる特定を融合した新たな調査手法の有効性を検証し、熟練調査員の判断をAIで再現することに重点を置いた。

 その結果、AIによる漏水音判定精度は約92%に達し、調査員と同様の分類傾向を示すことを確認した。実運用環境における検知プロセスの有効性も示され、社会実装への可能性が高まった。水道管の老朽化や人材不足といった課題を背景に、同社は自治体との連携を通じてAI活用の高度化とインフラ管理分野での展開を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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