【株式市場】為替に不透明感あったが日経平均は後場再び上げ一時331円高まで上げ続伸

株式

◆日経平均の終値は2万1890円86銭(245円49銭高)、TOPIXは1765.69ポイント(15.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億2042万株

 8日(木)後場の東京株式市場は、円相場などへの見方が分かれる様子があり、日経平均は取引開始後に前引け値2万1700円94銭(55円57銭高)を下回る場面があった。ただ、引き続きトヨタ自動車<7203>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)などが底堅く、13時過ぎから再びジリ高傾向になり、日経平均も14時30分頃にかけて331円66銭高(2万1977円03銭)まで上げた。大引けにかけても値を保ち2日続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、立川ブラインド工業<7989>(東1)が7日発表の四半期決算などを手がかりに一段とジリ高傾向になり、13時30分に発表した住友商事<8053>(東1)は一時大きく上げ、14時前に発表した扶桑薬品工業<4538>(東1)も一段ジリ高。パシフィックネット<3021>(東2)は革新的サイバーセキュリティ製品が材料視されて2日連続ストップ高。手間いらず<2477>(東マ)は7日発表の四半期決算などが注目されて後場ストップ高。安江工務店<1439>(JQS)ハウスドゥ<3457>(東1)による純投資の株式保有などが材料視されて一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は18億2042万株(前引けは8億2075万株)、売買代金は増勢で3兆5495億円(同1兆5739億円)。1部上場2065銘柄のうち、値上がり銘柄数は1485(同1376)銘柄、値下がり銘柄数は509(同592)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、ガラス・土石、輸送用機器、繊維製品、科学、医薬品、機械、精密機器、サービス、空運、小売り、などとなった。(HC)

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