【株式市場】米中貿易摩擦への懸念が一服しNYダウ急伸など受け日経平均も大幅高続伸

株式

◆日経平均の終値は2万1317円32銭(551円22銭高)、TOPIXは1717.13ポイント(45.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億4385万株

チャート2 27日後場の東京株式市場は、米中貿易摩擦を巡り、正午を過ぎても中国側から特段の声明などが出ないとされ、株価指数の先物が先行高。日経平均は取引開始後に前場の高値(414円29銭高の2万1180円39銭)を上回った。トヨタ自動車<7203>(東1)などが一段高となり、日経平均も時間とともにジリ高となって大引けに551円22銭高(2万1317円32銭)まで上げ、本日の高値で引けた。大幅続伸。終値では3月22日以来の2万1000円台回復となった。東証2部指数は続伸し、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は大幅反発。

 後場は、三菱商事<8058>(東1)などの総合商社株が軒並み一段高となり、原油高を材料にJXTGホールディングス<5020>(東1)なども一段ジリ高となった。上場3日目のファイバーゲート<9450>(東マ)は連日高値を更新し、イメージ情報開発<3803>(JQG)は同社HP内の「ニュースリリース」コーナー活性化宣言などが言われて急伸。

 27日、新規上場となったRPAホールディングス<6572>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値が付かず、大引けは開価格3570円の2.3倍8220円の買い気配となり、気配値のまま上げる場合の本日上限に達した。

 東証1部の出来高概算は16億4385万株(前引けは6億8208万株)。売買代金は3兆2137億円(同1兆3166億円)。1部上場2084銘柄のうち、値上がり銘柄数は1966(同1853)銘柄、値下がり銘柄数は105(同193)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けも全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、ガラス・土石、卸売り、陸運、不動産、輸送用機器、などとなった。(HC)

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