ラ・アトレが3社提携し、「IoT」のアクロディア、Wi-Fiのファイバーゲートとさらに魅力ある高付加価値マンション開発へ

■IoTを活用した不動産開発に関し3社間で業務協力の覚書を締結

 首都圏の一等地などでマンション開発を行うラ・アトレ<8885>(JQG)は27日、「IoT」を活用した不動産開発の本格化に向けて3社間の業務協力を発表し、IoTソリューションサービスなどを行うアクロディア<3823>(東2)、集合住宅や商業施設などにレジデンスWi-Fi、フリーWi-Fiサービスを提供するファイバーゲート<9450>(東マ)とともに、一段と魅力ある高付加価値の物件の提供に向けて相互に研究開発や協力を行うとした。

■アクロディアの「IoT対応インターフォン」などを今後標準的に導入

 ラ・アトレは、発表日現在、東京都区内の南麻布や新宿御苑で高級マンションを展開するなど、高付加価値の新築マンションやリノベーション物件を開発・販売するほか、不動産ソリューション事業なども展開し、不動産会社の中でも事業構成のバランスの取れた企業として拡大している。

 一方、アクロディアは、マンションなど集合住宅向けのIoTサービスやAI(人工知能)を利用したIoTサービス、スマートフォン向けのIoTサービス・ソリューションなどを提供している。また、ファイバーゲートは、フリーWi-Fiスポットサービスや賃貸マンション向けに構内Wi-Fiサービス、ホテル向けWi-Fi導入サービスの構築を手がけており、この3月23日に株式を上場した。

 このたびの3社協力では、アクロディアのもつIoTを利用したソリューション力と、ファイバーゲートのもつWi-Fi構築のノウハウ・経験・アイデア力など、異業種間の技術を相互に組み合わせ、相互研究することにより、「IoTリノベーションマンション開発」及び「IoT不動産開発」、「不動産をデバイスとしたIoT化の相互研究」を主な目的として、3社間での業務協力の覚書を締結した。

 主な業務協力としては、(1)IoTリノベーションマンション開発、(2)IoT不動産開発、(3)不動産をデバイスとしたIoT化の相互研究を行う。協業第1弾として、ラ・アトレの新築マンション・再生マンションには、既にファイバーゲートのネットワークを標準的に実装しており、これに加え、アクロディアの「IoT対応インターフォン」を今後標準的に導入し、当社物件に更なる魅力を向上させ、消費者に低コスト・高付加価値の商品を提供していく。(HC)

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