トレジャー・ファクトリーの18年2月期連結業績は当初予想を下方修正し、増収減益

■同日、15万株の自社株買いを発表、4月19日に取得した自社株を消却する予定

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)は11日、18年2月期連結業績の当初予想を下方修正し、増収減益となった。また、同日、4月12日から4月19日までに東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)及び市場買付で15万株の自社株買いを実施し、4月19日に取得した自社株を消却することも発表した。

 下方修正となった要因は、10月の台風や1月の降雪の影響などにより単体の既存店売上が計画未達となったことと福岡店、名古屋店の売上が当初計画を下回ったこと等が挙げられる。

 その結果、18年2月期連結業績は、売上高164億31百万円(前期比23.3%増)、営業利益6億21百万円(同15.4%減)、経常利益6億68百万円(同11.8%減)、純利益3億45百万円(同28.7%減)となった。

 同社では、当初計画を下回る結果となったことから、自社株買いを実施し、4月19日に取得した自社株を消却することも発表した。

 自社株の取得とその消却は、株主に対して、計画を下回る結果となったことに対する同社の配慮といえる。

 なお、同日発表された今期19年2月期連結業績予想は、売上高177億99百万円(前期比8.3%増)、営業利益8億18百万円(同31.6%増)、経常利益8億41百万円(同25.7%増)、純利益5億54百万円(同60.2%増)と増収大幅増益を見込む。

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