JESCOホールディングスは売り一巡感、18年8月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 JESCOホールディングス<1434>(東2)は、独立系の電気設備工事・電気通信工事会社である。国内、ベトナムとも受注が増加して18年年8月期大幅増収増益予想である。株価は急伸した1月高値から反落して水準を切り下げたが、売り一巡感を強めている。

■独立系の電気設備工事・電気通信工事会社

 独立系の電気設備工事・電気通信工事会社である。電気設備工事はアミューズメント施設、商業施設、太陽光発電設備など、電気通信工事は移動体通信、高速自動車道ETC設備・防災無線・監視カメラ、大型映像事業などの分野で豊富な実績を持つ。海外はベトナムに展開し、4月6日にはベトナムで3社目の設立を発表した。

■18年8月期大幅増収増益予想

 18年8月期連結業績予想は、売上高が17年8月期比24.7%増の98億円、営業利益が63.1%増の4億50百万円、経常利益が74.2%増の4億31百万円、純利益が2.1倍の2億50百万円としている。ベトナム民間建設需要の拡大などで大幅増収増益予想である。

 なお4月17日には、ベトナムの子会社であるJHE社がセラドン シティ プロジェクトのC棟&D棟新築工事案件を受注(受注額5億53百万円)したと発表している。同プロジェクト第1期工事(A棟&B棟新築工事、受注額1億73百万円)に続く第2期工事の受注である。受注額は第1期と第2期の合計で7億26百万円となる。

■株価は売り一巡感

 株価は急伸した1月高値788円から反落して水準を切り下げたが、4月17日の455円から切り返して売り一巡感を強めている。4月20日の終値は500円、今期予想連結PERは約13倍、時価総額は約32億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で長い下ヒゲを付けて売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る