NO.1は底固め完了感、19年2月期2桁増益予想、基準日8月31日で株式2分割予定

株式市場 銘柄

 NO.1<3562>(JQ)はオフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。19年2月期はコストコントロール効果も寄与して2桁増益予想である。基準日18年8月31日(効力発生日18年9月1日)で株式2分割を予定している。株価は底固め完了感を強めている。反発を期待したい。

■オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開

 オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。オフィスコンサルタント事業は中小企業および個人事業主向けに、OA関連商品、自社企画の情報セキュリティ商品を販売している。システムサポート事業は機器の保守・メンテナンスを行っている。

 中期経営計画では20年2月期売上高81億円、営業利益4億円、純利益2億59百万円、ROE12.8%を目標値に掲げている。
■19年2月期2桁増益予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比2.5%増の79億08百万円、営業利益が18.0%増の3億28百万円、経常利益が18.5%増の3億17百万円、純利益が14.5%増の2億08百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比6.8%増の19億29百万円で、営業利益が25百万円(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が19百万円(同41百万円の赤字)、純利益が11百万円(同29百万円の赤字)だった。オフィスコンサルタント事業が7.0%増収、システムサポート事業が6.5%増収と伸長し、増収効果やコストコントロール効果で黒字化した。

 通期ベースでも、OA関連商品や情報セキュリティ機器を中心とした複数商品の提案を推進し、18年2月期に外注比率が上昇したWeb制作部門におけるコストコントロール徹底などで利益率向上を目指すとしている。

■株価は底固め完了感

 株価は7月6日に上場来安値1540円を付ける場面があったが、その後は下値を切り上げている。そして1600円近辺で底固め完了感を強めている。8月6日の終値は1650円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約26億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。反発を期待したい。

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