和心は「9月から再開」の事業など注目されて下値圏からジワジワ持ち直す

株式市場 銘柄

■大阪北部地震や豪雨の影響あったが「撮影同行オプション」「着物レンタル」に期待

 和心<9271>(東マ)は30日、出直りを継続し、取引開始後に8%高2350円(178円高)まで上げて、下値もみ合いからジワジワ持ち直している。日本文化を象徴する雑貨や意匠品などを開発・販売する専門店「かんざし屋wargo」などを多店舗展開し、2018年3月に株式を上場。9月から、中断していた観光地での「撮影同行オプション」と、日常の訪問着などにも対応する「着物レンタル」を再開すると発表しており、期待が強まってきたようだ。

 株価は、12月通期の業績見通しの下方修正(8月13)を受けて急落し、それまでの4000円前後から2000円前後まで大きく水準調整した。主要因は、6月に発生した大阪北部地震、7月に西日本を襲った豪雨の影響により、観光地に出展している店舗の売り上げが大幅にダウンしたこととし、12月通期の売上高の見通しは従来の35.88億円から28.41億円に引き下げた。しかしその後は下値固めの展開になっていた。

 業績動向などに対するアナリストの注目度は高いようで、さる8月14日に開催したアナリスト協会の決算説明会では、前もって机に配布しておいた資料の部数を2倍近く上回る来場者で大盛況となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る