【狙い場・買い場】カッシーナ・イクスシーは12月の配当取り兼ね狙い場、利回り2.3%

狙い場・買い場

カッシーナ・イクスシー<2777>(JQS)は、12月3日(水)8円高(+0.94%)の858円と5営業日続伸している。足元の業績が好調で割安感があり、12月決算銘柄配当取りが意識されることから注目したい。

同社は、「カッシーナ」、「イクスシー」の家具・生活雑貨の輸入・企画・製造・販売を行っている。9月1日付けでLmD株式会社(社名変更し、株式会社コンランショップ・ジャパン)を子会社化。連結決算開始となった今2014年12月期第3四半期売上高は52億6700万円(前年同期個別は43億4300万円)、営業利益は3億8900万円(同2億0900万円)、経常利益は4億1600万円(同1億9700万円)、純利益は3億9400万円(同1億6000万円)に着地。5月に旗艦店である青山本店の一部改装に続き、9月には大阪店、10月には福岡店と改装をおこない、各エリアにおいて新しい時代や季節を感じさせる新鮮な情報を発信。第2四半期以降、消費税率引き上げ後の消費の落ち込みの影響を受けたが、第3四半期に入り徐々に持ち直しの兆しが出ている。

通期業績予想は、売上高76億円(前年個別は62億5700万円)、営業利益4億4000万円(同4億1000万円)、経常利益4億5000万円(同4億3200万円)、純利益4億2000万円(同4億0900万円)を見込んでいる。年間配当は期末一括20円を予定している。

株価は、7月31日に年初来の高値1025円と買われた後、850円を軸にモミ合っているが、煮詰まり感が出ている。前年度から開始した中期経営計画は、1年前倒しでほぼ達成も視野に入り、15年12月期増収増益が観測されており、今後の事業展開に期待は持てる。今期予想PER8倍台と割安感がある。配当利回り2.3%と利回り妙味がソコソコあるほか、期間利回り妙味も増す。短期のみならず中長期でも注目されよう。(N)

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