【注目銘柄】内外テックは半導体受託製造事業の設備増強に業績期待も加わり急反発

注目銘柄

 内外テック<3374>(東証スタンダード)は、前日5日に70円高の2812円と急反発して引け、4月1日につけた配当権利落ち安値2710円から上げ幅を拡大させた。半導体製造装置の受託製造事業で、子会社の内外エレクトロニクスの設備投資計画を増額修正しており、半導体関連の割安株買いが再燃した。業績も、目下集計中の前2022年3月期業績が、昨年11月の上方修正値を上ぶれて着地すると観測されているのに加え、続く今2023年3月期業績も、中期経営方針の業績目標から続伸が期待されていることも買い手掛かりとなっている。引け後の5日の米国市場では、長期金利の急上昇で高PER株が売られ、SOX(フィラデルフィア半導体株指数)が4.5%安と急落し、6日はツレ安して始まりそうだが、突っ込み買いも一考余地がある。

■工場新設の設備投資額を増額し業績成長力に弾み

 同社は、「半導体製造装置の高真空分野のNo.1プロバイダー」を目指し、昨年10月に子会社の内外エレクトロニクスの奥州事業所(岩手県奥州市)に19億3800万円を投資して第2工場の新設工事と2億1200万円を投資し福島事業所(宮城県伊達市)の工場増設を発表した。このうち奥州事業所第2工場は、今年3月に江刺事業所に変更し投資額を23億5000万円に増額し、工場延べ床面積も6770平方メートルから6927平方メートルに拡大させる。続いて仙台事業所(宮城県仙台市)にも3億2900万円を投資してクリーンルームを増設する。売り上げの約7割が、東京エレクトロン<8035>(東証プライム)グループ向けとなっているだけに業績成長をサポートする。

 一方、目下集計中の2022年3月期業績は、昨年11月に上方修正され売り上げ359億5000万円(前期比34.5%増)、営業利益17億6100万円(同67.9%増)、経常利益17億5300万円(同69.0%増)、純利益11億4600万円(同54.3%増)と4期ぶりの過去最高純利益更新が見込まれているが、なお上ぶれ着地が観測されている。続く2023年3月期業績は、昨年11月に発表された新中期経営方針では、最終年度の2024年3月期の目標業績(売り上げ415億円、営業利益26億5500万円)から年平均成長率が、2021年3月期実績に対して売り上げが15.8%、営業利益が36.3%となるだけに続伸の期待が高い。

■ミニGC示現でPER8倍の割安修正に再発進余地

 株価は、昨年11月の業績上方修正・増配を歓迎して4025円まで4割高したが、今年2月の第3四半期決算発表時に業績再上方修正がなかったことなどが響いて年初来安値2354円まで調整し、期末の配当権利取りと設備投資増額で2896円までリバウンド、配当権利落ち安値2710円へ再調整した。PERは8.5倍と割安で、テクニカル的にも年初来安値からのリバウンドで5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆している。配当権利落ち前の3000円大台回復から年初来高値4025円奪回も想定されるだけに、SOX急反落でこの日6日に売りスタートとなれば、突っ込み買い余地も生じてこよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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