ファイバーゲートは7月高値目指す、19年6月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 ファイバーゲート<9450>(東マ)はWi-Fiソリューション総合サービス企業である。19年6月期2桁増収増益予想である。東証1部への市場変更を目指して10月17日に立会外分売を実施した。株価は戻り一服の形だが、自律調整を交えながら7月の上場来高値を目指す展開が期待される。

■独立系Wi-Fiソリューション総合サービス企業

 18年3月東証マザーズに新規上場した。独立系のWi-Fiソリューション総合サービス企業である。18年8月には朝日ネット<3834>と業務提携した。

 18年6月期の売上構成比は、レジデンスWi-Fi事業(マンション・アパート向け無料インターネット接続サービス)が72%、フリーWi-Fi事業(観光地や商業施設向けフリーWi-Fiサービス、法人ネットワーク事業、Wi-Fiプロダクト事業)が28%だった。

■19年6月期2桁増収増益予想

 19年6月期連結業績予想は、売上高が18年6月期比25.1%増の49億76百万円、営業利益が19.7%増の6億70百万円、経常利益が18.2%増の6億02百万円、純利益が11.1%増の3億46百万円としている。

 売上面ではレジデンスWi-Fi事業が牽引し、利益面ではフリーWi-Fi事業が牽引して2桁増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価は7月高値目指す

 株価(18年9月1日付で株式2分割)は戻り一服の形だが、下値を着実に切り上げている。10月18日の終値は1780円、今期予想連結PERは約49倍、時価総額は約170億円である。自律調整を交えながら7月の上場来高値2267円を目指す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る