【株式市場】日経平均は後場261円高まで上げ四半期好決算株中心に売買活発

株式

◆日経平均の終値は2万2147円75銭(248円76銭高)、TOPIXは1659.35ポイント(18.96ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億4259万株

◆新規上場のアクセスグループ・HDは終日買い気配のまま公開価格の2.3倍

チャート13 11月6日後場の東京株式市場は、為替が引き続き円安気味で推移し、米トランプ大統領がこのところ中国との貿易に柔軟姿勢を示してきたことなどが言われて住友商事<8053>(東1)などの大手商社株が取引開始後から13時半頃にかけて相次いで一段高。トヨタ自動車<7203>(東1)は13時25分に四半期決算や自社株買いを発表後に一段と強含んだ。日経平均は190円高で始まったあと横ばいだったが、13時30分過ぎには261円84銭高(2万2160円83銭)まで上げた。大引けも248円高となり大幅に反発した。東証マザーズ指数も高いが、東証2部指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 後場は、システムソフト<7527>(東1)図研エルミック<4770>(東2)ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)などが5日発表の9月決算や四半期決算と今期の見通しなどが材料視されて14時過ぎから一段高となり、ラ・アトレ<8885>(JQG)は最高益の見込みなどへの注目が再燃とされて朝方と終盤に2段階の上げとなった。

 6日上場のアクセスグループ・ホールディングス(アクセスグループ・HD)<7042>(JQS)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日の上限値段になる3085円(公開価格1340円の2.3倍)の買い気配で終わった。

 東証1部の出来高概算は13億4259万株(前引けは6億4222万株)。売買代金は2兆3815億円(同1兆704億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がり銘柄数は1362(同1402)銘柄、値下がり銘柄数は674(同622)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様、空運を除く32業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、保険、卸売り、石油・石炭、鉄鋼、輸送用機器、パルプ・紙、鉱業、ゴム製品、などとなった。(HC)

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