【株式市場】前場の日経平均は83円高、好決算株など強く朝方の193円安から切り返す

◆日経平均は3万9498円57銭(83円79銭高)、TOPIXは2779.78ポイント(4.19ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2757万株

 1月30日(木)前場の東京株式市場は、NY株式の全般反落などを受け、日経平均は111円安で始まったが、直後の193円42銭安(3万9221円36銭)を下値に切り返し、午前11時には102円34銭高(3万9517円12銭)まで上げて前引けも小高かった。東京エレク<8035>(東証プライム)が次第高など半導体関連株に強い銘柄が見られ、高決算のキヤノンMJ<8060>(東証プライム)も高い。八潮市(埼玉県)の道路陥没事故を受け応用地質<9755>(東証プライム)や上下水道コンサルのNJS<2325>(東証プライム)が活況高となった。証券会社の投資判断を受けブリヂストン<5108>(東証プライム)なども高い。

 フジ・メディアHD<4676>(東証プライム)が続伸一段高となり元タレント中居正広さんを巡る件で週刊誌側が一部表記を訂正したことなどを連日好感。プレステージ・インター<4290>(東証プライム)が急伸し、サイバーエージェント<4751>(東証プライム)は一段高となり四半期決算など好感。同じくAGS<3648>(東証スタンダード)は一時ストップ高。白洋舎<9731>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され活況高。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は再び上値を指向しビットコイン相場に加え再開発中の東京・五反田に予定されるビットコイン専用ホテルなども材料視。SYNSPECTIVE<290A>(東証グロース)は野村證券による投資判断開始など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2757万株、売買代金は2兆1541億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は920銘柄、値下がり銘柄数は655銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、ゴム製品、石油石炭、海運、非鉄金属、空運、鉄鋼、水産農林、卸売り、小売り、保険、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る