【株式市場】日経平均は一時224円高、中国高官の訪米による通商協議の観測など好感

株式

◆日経平均は2万306円16銭(142円36銭高)、TOPIXは1526.80ポイント(4.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億8819万株

 1月11日(金)前場の東京株式市場は、米中通商協議を巡り、中国の副首相が1月中に訪米する可能性が高いとの見方をムニューシン米財務長官が示した(ニューヨーク10日ロイターより)などと伝えられ、全般に安心感が広がった。コマツ<6301>(東1)ファナック<6954>(東1)などが反発して始まり、日経平均も132円高で始まったあと10時過ぎには224円98銭高(2万388円78銭)まで上げた。その後ファナックは軟化したが、日経平均は強く、前引けは142円38銭高(2万306円16銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

乃村工藝社<9716>(東1)が第3四半期決算など注目されて活況高となり、日立製作所<6501>(東1)は11時前に「英原発事業を中断」と伝えられて急伸。ハウスドゥ<3457>(東1)はタイでの合弁会社が注目されて活況高。SHIFT<3697>(東マ)は業績見通しの増額が好感されてストップ高。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(JQG)は緑内障・高眼圧症治療剤の導出先での臨床試験が注目されて急伸。

 東証1部の出来高概算は6億8819万株、売買代金は1兆3387億円。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は1118銘柄、値下がり銘柄数は910銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る