【株式市場】米雇用統計を控えるが好業績株など高く日経平均は続伸

◆日経平均の終値は1万9435円08銭(122円29銭高)、TOPIXは1564.16ポイント(9.99ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億1351万株

チャート15 3日後場の東京株式市場は、夜9時半頃に米国の3月の雇用統計が判明するため様子見気分はあったが、週明けからは年金基金などの新年度の運用が本格化するとの期待があり、キヤノン<7751>(東1)などが一段強含み、第1四半期決算が好調だったキユーピー<2809>(東1)は高値もみ合いとなったが12.9%高となり、東証1部の値上がり率トップとなった。

 日経平均は大引けにかけて前場の高値を上回り、122円29銭高(1万9435円08銭)まで上げて終値もこの値段で高値引けとなった。ソニー<6758>(東1)は後場高値もみ合いとなったが高値を更新し、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は昨年来の高値を更新。ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)はキユーピー(2809)急伸に連動とされて高値を更新。3月26日に上場したプラッツ<7813>(東マ)は介護を取り巻く環境改善政策などが期待材料とされてストップ高となり高値を更新。日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)は兼松(8020)との資本業務提携が引き続き材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億1351万株(前引けは8億8439万株)、売買代金は1兆9899億円(同1兆53億円)。1部上場1877銘柄のうち、値上がり銘柄数は1192(同1001)銘柄、値下がり銘柄数は553(同721)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は29業種(前引けは22業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、ゴム製品、食料品、その他金融、ガラス・土石、電気機器、保険、サービス、化学、小売り、機械、輸送用機器、などとなった。

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