ロードスターキャピタルは出直り期待、19年12月期大幅増益・連続増配予想

株式市場 銘柄

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。18年12月期は大幅増益だった。19年12月期も大幅増益、そして連続増配予想である。株価は決算発表を機に戻り高値圏から反落したが、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。

■不動産投資運用が主力

 不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。18年8月にはクラウドファンディング事業で、エクイティ投資型商品の第1号案件の募集を開始した。収益は物件売却によって変動しやすい。

■19年12月期大幅増益・連続増配予想

 18年12月期連結業績は売上高が17年12月期比10.0%増の96億70百万円、営業利益が75.3%増の23億92百万円、経常利益が78.0%増の21億17百万円、純利益が71.2%増の13億59百万円だった。配当は18年11月30日付株式2分割換算後で4円増配の年間9円50銭(期末一括)とした。

 コーポレートファンディング事業では、中長期成長の観点から一部物件の売却を翌期以降に先送りしたが、不動産投資は9物件を売却して5.8%増収、不動産賃貸は27.9%増収と好調に推移した。クラウドファンディング事業は営業貸付金の増加で3.4倍増収と大幅伸長した。

 19年12月期連結業績予想は、売上高が18年12月期比39.5%増の134億87百万円、営業利益が31.1%増の31億37百万円、経常利益が31.2%増の27億77百万円、純利益が22.1%増の16億59百万円としている。コーポレートファンディング事業、クラウドファンディング事業とも伸長して大幅増益予想である。配当予想は2円増配の年間11円50銭(期末一括)としている。連続増配予想である。

■株価は出直り期待

 株価(18年11月30日付で株式2分割)は、決算発表を機に戻り高値1150円から反落したが、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。2月26日の終値は872円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約185億円である。

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