【狙い場・買い場】東計電算はROE、PER、利回りの三拍子揃う、今期2ケタ増益も

狙い場・買い場

東計電算<4746>(東1)は、25日線に沿って下値を切り上げている。連続最高益更新見通しで割安感があるほか、利回り妙味など見直し余地があり、上昇基調を強めると期待されることから注目したい。

同社は、業種・業務毎に専門特化したソリューションの提供(製造業、流通業、住宅関連業、建設業、小売業、物流業、公共事業、機械制御分野、放送・通信分野、外食産業他サービス業等)、免震装置と自社開発のセキュリティシステム等を備えたデータセンターを活用したアウトソーシングサービス(汎用機からサーバ機までの運用管理)、海外を含めたネットワークサービス等のコンピュータ・情報処理に関する全般業務を行っている。

2015年12月期・第2四半期業績予想は、売上高64億1400万円(前年同期比4.5%増)、営業利益12億6600万円(同13.1%増)、経常利益13億8600万円(同10.7%増)、純利益8億7100万円(同16.0%増)を見込んでいる。中間配当の実施は予定していない。

通期業績予想は、売上高124億3000万円(前期比3.0%増)、営業利益22億7600万円(同7.6%増)、経常利益25億4400万円(同6.7%増)、純利益16億0100万円(同11.4%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は期末一括55円を予定している。

株価は、3月25日に年初来の高値1840円と買われた後、モミ合っている。予想ROEは10.1%と高く、無借金経営の好財務内容。今期予想PER10倍台と割安感があるほか、配当利回り3.0%と利回り妙味が増すことから、底堅い動きとなっている。第1四半期決算の発表は5月11日とまだ先だが、週足では26週移動平均線、月足では24ヵ月移動平均線がサポートしており、業績が順調に推移すれば、昨年12月4日の高値1850円奪回から再度上昇トレンドを描く可能性が高く、押し目は注目されそうだ。(N)

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