【株式市場】日経平均は一時416円高と急反発、NYダウ反発して警戒感が薄れ配当・優待の買付期限

株式

◆日経平均は2万1362円60銭(385円49銭高)、TOPIXは1612.91ポイント(35.50ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億4163万株

チャート8

 3月26日(火)前場の東京株式市場は、日経平均が197円高と大きく反発して始まった。NYダウの反発を受け、前日の急落に対する警戒感が後退し、トヨタ自動車<7203>(東1)などが反発。また、3月期末の配当・優待の権利付き最終日(買付期限)とあって、JAL(日本航空)<9201>(東1)などの3月決算銘柄に幅広い買いが入った。機関投資家が配当を再投資する下準備として指数先物を買うとの予測も言われ、日経平均は時間とともに上げ幅を広げ、前引け間際には416円21銭高(2万1393円32銭)まで上昇。前引けも385円49銭高。昨25日の650円安の過半を回復した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

小森コーポレーション<6349>(東1)が一気に年初来の高値を更新し、自社株買いと消却の発表が好感され、インテリジェントウェイブ<4847>(東2)は3月27日の売買から東証1部に移籍することなどが材料視されて戻り高値。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は米国がん学会(米国時間3月29日より)での発表に期待再燃とされて出直りを拡大。小僧寿し<9973>(JQS)は物販の拡充など目指す定款変更などが注目されて再び動意。

 東証1部の出来高概算は7億4163万株、売買代金は1兆3660億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は2007銘柄、値下がり銘柄数は107銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る