【株式市場】米金利の「逆イールド」緩和し日経平均は朝方233円高のあとも強さ保つ

株式

◆日経平均は2万1232円93銭(199円17銭高)、TOPIXは1593.58ポイント(10.73ポイント高)、出来高概算(東証1部)は4億9110万株

チャート4

 3月29日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が194円高で始まった。このところ懸念要因とされてきた米国金利の「逆イールド」(長期金利が短期金利より低くなる現象)が緩和したことなどを受け、シカゴ市場の日経平均先物が28日の日経平均終値を200円近く上回った。
安川電機<6506>(東1)ダイキン工業<6367>(東1)など海外比率の高い銘柄が強い。ただ、日経平均は一部の高寄与度銘柄が安いため朝方の233円49銭高(2万1267円25銭)を上値に一進一退を続け、前引けは199円17銭高(2万1232円93銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

第一三共<4568>(東1)が朝からストップ高に張り付き、抗体薬物複合体に関するアストラゼネカとの提携に注目集中。医学生物学研究所<4557>(JQS)は業績見通しの増額が好感されて急伸。

29日新規上場となったWelby(ウェルビー)<4438>(東マ)は買い気配のまま初値が付かず、前引けは公開価格5200円を70%上回る8840円の買い気配。まだ初値はついていない。エードット<7063>(東マ)も買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1110円を71%上回る1894円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は4億9110万株、売買代金は8529億円。1部上場2139銘柄のうち、値上がり銘柄数は1153銘柄、値下がり銘柄数は898銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る