【どう見るこの株】アミタホールディングス、半導体産業回復で2ケタ増益転換へ

どう見るこの株

■低位値ごろ割安株買いが再燃

 アミタホールディングス<2195>(東証グロース)は、前日16日に1円高の343円と小反発して引けた。同社株は、今年2月5日に前2025年12月期業績の下方修正を発表して株価が75日移動平均線へ下ヒゲを伸ばし下値を確認する動きを続けていたが、次いで2月12日に発表した今2026年12月期業績の業績ガイダンスで、今期は2ケタ増益転換と予想したことを手掛かりに低位値ごろ割安株買いが再燃した。テクニカル的にも今年1月に2日間のストップ高を交えて昨年来高値500円へ急騰し、25日線が75日線を上抜きゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、その後の25日線を出没する下値調整の三角保ち合いで煮詰まり感を強めていることも、株価再騰期待を高めている。

■回復・拡大中の半導体産業向けにシリコンスラリー100%資源化を強化

 同社の前2025年12月期業績は、姫路循環資源製造所ではセメント産業の循環資源の取扱量の減少や期ズレ、北九州循環資源製造所ではシリコンスラリーの国内半導体産業の低調推移、海外マレーシア事業では価格交渉に伴う出荷費用の増加などが重なって下方修正され、期初の連続増収増益予想が、減収減益転換して着地した。これに対して今2026年12月期業績は、売り上げ52億円(前期比6.9%増)、営業利益5億円(同14.7%増)、経常利益5億6600万円(同20.5%増)、純利益3億6300万円(同16.7%増)と増収増益転換が見込まれている。

 姫路循環資源製造所では、2026年7月に稼働開始を準備しているスマートファクトリーで細分化・高度化した顧客ニーズに対応し、九州循環資源製造所では回復・拡大している半導体産業向けにシリコンスラリー100%資源化に取り組み、海外事業のマレーシアでは未利用バイオマス資源を活用したエネルギー事業など新事業を開発し、互助共助型の社会生活を実現する社会インフラ「MEGURU STATION」では、今年1月に京都府亀岡市の1カ所目を開設したのに続いてプロトタイプ構築を本格化することなどが寄与する。

■25日線出没の三角保ち合いを上放れまず昨年来高値調整幅の半値戻し目指す

 株価は、前期の各四半期業績が伸び悩み推移したことで25日移動平均線が上値抵抗線となって下値を探り、昨年12月には295円と調整した。ただ今年1月に入って都市鉱山・レアメタル関連株人気が波及して急騰、2日間のストップ高を交えて昨年来高値500円まで買い進まれ25日線が75日線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。足元では25日線を出没する三角保ち合いを続け75日線へ伸ばした下ヒゲで下値を確認しており、PERも16.5倍と割安である。低位有配値ごろ株として三角保ち合いを上放れ、まず昨年来高値から直近安値333円への調整幅の半値戻し水準の416円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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