【株式市場】日経平均は4日続伸だがTOPIXは安く材料株物色が活発

株式

◆日経平均は2万2221円66銭(52円55銭高)、TOPIXは1626.46ポイント(1.47ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億5075万株

チャート5

 4月16日(火)後場の東京株式市場は、NTTドコモ<9437>(東1)などの通信株が本日の高値圏で推移し、料金体系の見直しや「5G」電波の割当後の展開などが注目され、日経平均も前場の高値(92円22銭高の2万2261円33銭)に迫りながら堅調に推移した。大引けは52円高だが4日続伸。終値での2万2200円台乗せは2018年12月3日以来になる。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高いが、東証マザーズ指数は安い。

 ただ、TOPIXは軟調で小反落。18年10月に日中首脳会談で合意した金融協力に基づき、ETF(上場投信)の株価指数連動タイプを5月にも日本と中国で相互に上場すると伝えられ、日経平均型のTEFへの資金流入の期待が強いとの見方があった。

 後場は、日本国土開発<1887>(東1)が原発処理施設関連事業への期待などで続伸し、ティーケーピー<3472>(東マ)は事業買収が材料視されてストップ高。セルシード<7776>(JQG)シンバイオ製薬<4582>(JQG)も高い。

 東証1部の出来高概算は10億5075万株(前引けは5億5961万株)、売買代金は2兆929億円(同1兆997億円)。1部上場2141銘柄のうち、値上がり銘柄数は698(同724)銘柄、値下がり銘柄数は1346(同1293)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けも8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、その他金融、建設、電気機器、海運、金属製品、保険、などだった。(HC)

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