【株式市場】日経平均は一時457円安から持ち直し287円安、東証33業種別指数は全業種が下落

◆日経平均は3万1478円90銭(287円92銭安)、TOPIXは2239.61ポイント(21.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億1728万株

 8月17日(木)前場の東京株式市場は、米金融当局の議事録公開によって金利の強含み傾向が長引くとの見方が強まったとされ、自動車、海運、大手商社株などが続落模様で始まった。為替は円安だが日銀の介入ラインが近いとされ、円安恩恵株も買いづらい様子。半導体関連株はアドバンテスト<6857>(東証プライム)などが中盤堅調だったが前引けは軟化した。東証33業種別指数は全業種が下落。日経平均は144円安で始まり、次第安となって午前10時半頃に457円14銭安(3万1309円68銭)まで下押したが、前引けは下げ幅200円台にとどまった。

 三栄建築設計<3228>(東証プライム)がストップ高となり、オープンハウスグループ<3288>(東証プライム)によるTOB(公開買付)を好感。イオンファンタジー<4343>(東証プライム)は7月の月次動向など好感され一段と出直り継続。フジタコーポレーション<3370>(東証スタンダード)は固定資産譲渡益など好感され急伸。エスケーエレクトロニクス<6677>(東証スタンダード)は3日連続大幅高となり四半期好決算に加え初見会社の投資判断、制限値幅の上限の臨時拡大を受け一段高。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は制限値幅の下限のみ臨時拡大されたがすでに2日連続ストップ安とあってか買い優勢で急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億1728万株、売買代金は1兆7339億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は250銘柄、値下がり銘柄数は1534銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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