【銘柄フラッシュ】レアアース禁輸観測でアルコニックスやアサカ理研が活況高

株式市場 銘柄

 5月29日は、サクサHD<6675>(東1)が12.0%高となって東証1部の値上がり率1位になり、28日に発表した3月決算の大幅増益と今期の2ケタ増益予想などが注目されて年初来の高値に接近。

 トップカルチャー<7640>(東1)は10.1%高となり、29日の13時に業績見通しの増額修正などが注目されて年初来の高値を更新。

 アルコニックス<3036>(東1)は8.6%高となり、中国「環球時報」の編集長がツイッターで中国がレアアース(希土類)の対米輸出規制を検討と伝えたとされて活況高

 ダイヤモンドエレクトリックHD)<6699>(東2)は一時ストップ高の300円高(28.0%高)となり、持ち株傘下の主要事業会社ダイヤモンド電機が保有する田淵電機の株式すべてをダイヤモンドエレクトリックHDが取得したとの発表が材料視され、終値も9.6%高。価値開発<3010>(東2)は9.5%高となり、28日付で定款にホテルの運営及び管理、飲食店業、温泉施設、浴場施設の経営、などを新設したことなどが注目されて連日活況。

 ホープ<6195>(東マ)は業績予想の増額が注目されてストップ高の300円高(22.8%高、1615円)。シルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東マ)は9.5%高となり、同社が開発・提供するAI(人工知能)技術を用いたリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」を、トヨタ自動車<7203>(東1)のクルマ総合情報サイト「GAZOO.com」に導入との発表が注目されて出直りを拡大。Kudan<4425>(東マ)は9.2%高となり、AP(人口知覚)応用技術が着実に製品としてマネタイズされていると評価する様子があり出直り拡大。

 アサカ理研<5724>(JQS)はストップ高の300円高(21.6%高、1690円高)となり、アルコニックスと同様、中国がレアアース(希土類)の対米輸出規制を検討と中国「環球時報」の編集長がツイッターで伝えたとされて再び急伸。パピレス<3641>(JQS)は3.3%高となり、午後の取引時間中にインフォコム<4348>(東1)グループとの提携を発表し注目集中となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る