【銘柄フラッシュ】ジャパンディスプレイは米アップルが救済の観測で上げ日本鋳鉄管など急伸

株式市場 銘柄

 6月27日は、日本鋳鉄管<5612>(東1)が2日連続のストップ高(150円高の875円、20.7%高)となり、東証1部の値上がり率トップ。引き続き、非開削工法の水道管工事を画期的に省力化する新製品が神奈川県・川崎市の案件に採用されたことが材料視されて大きく出直り拡大。

ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は18.3%高となり、朝日新聞6月27日付朝刊が「米アップルが1億ドル(約107億円)を出資する方向になった」と伝えたことが材料視されて急反発。

クミアイ化学工業<4996>(東1)は7.7%高となり戻り高値。株式交換により完全子会社化する理研グリーン<9992>(JQS)の株価が7日の発表後、どんどん上値を追っているため、理論上は交換比率に合わせてクミアイ化も値上がりして当然となり、ついにセキを切ったように奔騰。

クレスコ<4674>(東1)は7.2%高となり、大株主による保有株の一部売却の意向を受け、その株数を上回る規模の自社株買いを開始し、ほかの株主の便宜もはかるとしたことなどが好感されて急反発。

田岡化学工業<4113>(東2)はストップ高の502円高(基準値から500円高、16.8%高)となり、27日付で「名古屋大学とグラフェンナノリボン量産製造法の確立を目的とした共同研究を開始」と発表しており、これが注目されたとの見方。JFEシステムズ<4832>(東2)は4.3%高となり、大きく飛び出して高値に接近。5月下旬の高値から約1ヵ月間、もみ合いの上下幅が次第に小さくなる三角持ち合いを形成してきたとのチャート妙味が。

メドレックス<4586>(東マ)は前後場とも次第高となり12.8%高。米国で痙性麻痺治療貼付剤(テープ型貼付剤)の臨床試験を実施しており、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)の貼布投与のがん化学療法新薬が中国の学会の治療ガイドラインに収載されたとの発表を受けて連想が働いたとの見方。sMedio(エスメディオ)<3913>(東マ)は9日続伸の4.4%高となり戻り高値を更新。シャープ<6753>(東1)との協業(5月発表)などにより業績さらに拡大の観測。

カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は3日連続ストップ高となり、300円高(22.0%高)の1662円。今日もライセンス供与による一時金が材料視。日本フォームサービス<7869>(JQS)は10.3%高となり、過年度決算にかかわる修正の提出が材料視されて大きく出直った。(HC) 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る