【株式市場】円安効果株など高く日経平均は一時軟化したが9日続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万472円58銭(35円10銭高)、TOPIXは1661.33ポイント(1.76ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億5180万株

チャート11 27日後場の東京株式市場は、引き続き約7年ぶりの円安水準になる1ドル123円台が好感される一方、ギリシャの債務問題を懸念する様子があり、日経平均は13時30分過ぎに75円74銭高(2万513円22銭)まで上げて2000年4月以来の高値を3日続けて更新したあと20円17銭安(2万417円31銭)まで軟化し、強弱対立の動きとなった。前引けは安かったTOPIXは堅調転換したが、日経JASDAQ平均は軟調転換した。

 円安効果の大きい電子部品株などが軒並み高となり、村田製作所<6981>(東1)が2000年以来の2万円台に乗り、TDK<6762>(東1)は2007年以来8年ぶりの1万円に乗った。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)はスイス社との提携が好感されてストップ高気配となり、アンジェスMG<4563>(東マ)は第三者割当増資の中止や阪大との「高血圧DNAワクチン」などが材料視されて動意を強めた。

 東証1部の出来高概算は25億5180万株(前引けは12億4177万株)、売買代金は2兆7725億円(同1兆3498億円)。1部上場1884銘柄のうち、値上がり銘柄数は948(同815)銘柄、値下がり銘柄数は804(同908)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は14業種(前引けは10業種)となり、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、ゴム製品、繊維製品、輸送用機器、電気機器、機械、鉄鋼、ガラス・土石、などとなった。

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