RPAホールディングスは下値固め完了、20年2月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東1)は、ロボットアウトソーシング事業およびロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。20年2月期大幅増収増益予想である。第1四半期の利益進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は急落したが、下目固め完了して戻りを試す展開を期待したい。

■RPAサービスなど展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。RPAサービス「BizRobo!」の利用企業数は19年1月時点で1000社を突破した。

■20年2月期大幅増収増益予想

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比71.2%増の140億16百万円、営業利益が67.9%増の16億03百万円、経常利益が71.9%増の15億61百万円、純利益が66.6%増の9億31百万円としている。ロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業が大幅伸長する見込みだ。

 第1四半期は、売上高が前年同期比19.0%増の21億23百万円、営業利益が14.6%減の1億69百万円だった。新規導入数が順調に増加して大幅増収だが、RPAサービスの導入裾野拡大を企図した「BizRobomini」の導入で利益水準が低下した。人材採用などの先行投資も影響して減益だった。

 第1四半期の利益進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は急落したが、下目固め完了して戻りを試す展開を期待したい。9月26日の終値は1732円、時価総額は約1002億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る