スガイ化学が急伸、「気管支収縮抑制」などが新型肺炎の流行懸念の中で注目される

■関連株の中には高値波乱に移行する銘柄もあり投機色は強い

スガイ化学工業<4120>(東2)は1月29日、大幅続伸となり、10時にかけて16%高の1350円(185円高)まで上げて2019年5月以来の1300円台に進んだ。

 武漢からの観光客を運んだバスの運転手が新型肺炎に感染したと伝えられ、感染拡大の懸念が根強い中で、同社ホームページ「製品情報」の<医薬中間物>のコーナーに、「呼吸器系:気管支収縮抑制作用を有する新しいタイプの喘息薬の中間物を供給しています」「抗ウイルス:非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤などHIV治療薬の中間物を提供しています」などとあり、連想買いが波及したとの見方が出ている。

 新型肺炎関連株の中には高値波乱に移行する銘柄も出始めており、相場が若い、目新しい、出遅れ感、といった要素のある銘柄に物色が移る傾向があるようだ。(HC)

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