ソフトクリエイトHDは前期に引続き今期も最高益更新を見込む

■依然として、ECソリューション事業のニーズは旺盛

 ソフトクリエイトHD<3371>(東1)の今期業績予想は、前期に引続き最高益更新を見込む。依然として、ECソリューション事業のニーズは旺盛で、業界で唯一ワンストップのサービスを提供できることから、同社の優位性は今期も変われぬものと思われる。

 今期16年3月期連結業績予想は、売上高120億60百万円(前期比1.0%増)、営業利益14億85百万円(同1.3%増)、経常利益15億40百万円(同1.0%増)、純利益9億60百万円(同2.0%増)と増収増益を見込む。

 ECソリューション事業については、EC市場及びインターネット広告市場の拡大を背景としたネット通販サイトの構築需要やインターネット広告需要が益々高まるものと思われる。システムインテグレーション事業に関しては、企業の相次ぐ情報漏えい事件の影響によるセキュリティへのIT投資意欲の高まりや、クラウドサービス市場の拡大を背景としたクラウドサービス需要の拡大が見込まれる。このような状況下であることから、EC事業の先駆けとして、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」の様に、他社を一歩リードした商品を提供できることから売上の拡大が予想される。

 一方費用の面に関しては、製品機能の充実のための費用増や、知名度向上のための広告宣伝費の増加及び新卒社員の積極的な人材採用による採用費の増加等はあるものの、ECソリューション事業、システムインテグレーション事業売上高の拡大でカバーできると見ている。

 配当に関しては、今期も好業績が見込まれることから年間20円の配当と、株主優待を実施する予定。

 8日の株価950円で弾く株価指標は、予想PER13.3倍、PBR(実績)1.9倍、配当利回り2.11%となっている。

 最高益更新企業で高配当に加え、株主優待制度も実施していることから個人株主数は増加している。

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