ソーバルの今期業績予想は増収増益と最高益更新を見込む

■年間配当は3円増配の30円を予想

 ソーバル<2186>(JQS)の今期20年2月期連結業績予想は、増収増益と最高益更新を見込むことから、年間配当は3円増配の30円を予想している。

 10日引け後発表された同社の20年2月期連結業績は、売上高81億90百万円(前年同期比0.4%減)、営業利益6億21百万円(同6.0%増)、経常利益6億31百万円(同7.4%増)、純利益4億17百万円(同1.7%減)となった。

 売上高に関しては、IT業界の人材流動化や働き方改革の推進による残業抑制などの影響により微減となった。

 利益面については、請負業務の課題であるプロジェクトの管理や人材育成、営業活動に継続して取り組む中で、その体制構築も順調に進展し、利益水準と利益率の改善につながった。特に、請負業務を主軸とする子会社2社が最高益を達成し、収益に大きく貢献した。

 今期20年2月期については、自動運転分野など積極的な研究開発投資が行われている新規技術分野における取引の拡大、マニュアル制作分野、臨床試験(治験)における統計解析分野、品質 評価分野での顧客開拓を進めるなど、全社的な収益基盤の強化に向けた取り組みを推進することで、売上高81億96百万円(前期比0.1%増)、営業利益6億30百万円(同1.4%増)、経常利益6億42百万円(同1.6%増)、純利益4億60百万円(同10.1%増)と最高益更新を見込む。

 なお、配当については、好業績が見込めることもあり、年間配当30円(第2四半期末・期末各15円)と3円の増配を予想している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る