【株式市場】材料株が強く日経平均は一時357円安だが前引けにかけて回復

株式

◆日経平均は1万7911円07銭(154円34銭安)、TOPIXは1335.69ポイント(15.39ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億1395万株

 4月2日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの974ドル安や為替の円高転換などを受け、日経平均は130円安で始まった後も軟調に推移し、10時過ぎには357円75銭(1万7707円66銭)まで下押した。しかし、ソニー<6758>(東1)は朝寄り値を除いてジリ高基調になり、トヨタ自動車<7203>(東1)も10時過ぎにかけて小高くなった。日経平均も次第に持ち直し、前引けは154円34銭安(1万7911円07銭)となった。

ヤマダ電機<9831>(東1)が活況高となり自社株買いを好感。イワキ<8095>(東1)は人工呼吸器の開発にも携わり11時前から一段高。ヘリオステクノHD<6927>(東1)は子会社によるマスク生産開始に注目とされて急伸。イムラ封筒<3955>(東2)は全国の全世帯にマスク2枚を郵送する首相方針が材料視されて急伸。Welby(ウエルビー)<4438>(東マ)は遠隔診療の拡大政策が注目されて買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は7億1395万株、売買代金は1兆1324億円。1部上場2167銘柄のうち、値上がり銘柄数は273銘柄、値下がり銘柄数は1865銘柄。また、東証33業種別指数は3業種(鉱業、保険、石油・石炭)が高い。(HC)

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